和歌祭ってどんなお祭り?
和歌祭(わかまつり)は、和歌山市の「紀州東照宮」を中心に毎年5月に開催される、400年以上の歴史を誇る伝統行事です。
その起源は江戸時代・元和8年(1622年)。「紀州の国祭」「天下祭」「権現祭」とも呼ばれ、古くから人々に親しまれてきました。
【見どころ1】神輿が108段の石段を駆け下りる「神輿おろし」
まず注目したいのが、迫力満点の「神輿おろし」。
紀州東照宮の108段の石段を勇ましく駆け下りる神輿の姿は、まさに圧巻。
その瞬間を狙って、多くのカメラマンや観光客が集まります。
【見どころ2】華やかで勇壮な「渡御行列」
続いて、伝統芸能が詰まった「渡御(とぎょ)行列」。
太鼓や雑賀踊、薙刀振りなど、約40もの芸能集団「株(かぶ)」が登場し、紀州の歴史と文化を体現します。
過去には、俳優の松平健さんが徳川吉宗役で先頭を務め、約1000人の行列が和歌浦の街を練り歩くなど、豪華な演出も!
2024年の和歌祭はいつ?日程・スケジュールをチェック!
📅 開催日:2024年5月12日(日)
📍 場所:紀州東照宮および和歌浦周辺
⏰ スケジュール
- 11:00~ 神輿おろし(紀州東照宮 108段の石段)
- 12:00~16:00 渡御行列(和歌浦一円を練り歩きます)
🚩 渡御ルート(予定):紀州東照宮 → 和歌浦漁港 → 片男波 → あしべ通り → 紀州東照宮
※コースは一部変更される可能性があります
📸 その他イベント:伝統芸能披露、フォトコンテストなども予定
2022年の「和歌祭四百年式年大祭」では、
徳川吉宗に扮した俳優の松平健さんを先頭に、約40の芸妓集団「株」が参加し、渡御行列を形成しました。この行列は、市役所前まで約800メートルを練り歩き、途中4カ所で芸を披露しました。約1000人が連なるこの行列は、沿道に多くの観客を集め、賑わいました。
和歌祭の文化的な魅力
和歌祭の大きな特徴は、芸能集団「株(かぶ)」による伝承文化。
「株」とは、各芸能や武芸を代々受け継ぐ集団で、かつての紀州藩の家臣団が基礎となっています。
今でも地域の人々がこの伝統を守り、若い世代への継承に力を入れています。まさに、“生きた文化財”と呼ぶにふさわしいお祭りです。
和歌祭へのアクセス情報 駐車場は?
住所 :和歌山県和歌山市和歌浦西2-1-20
TEL :073-444-0808 (紀州東照宮)
料金 :無料
アクセス:
・公共交通:JR和歌山駅→バス25分、バス停:権現前下車、徒歩すぐ。
またはバス20分、バス停:和歌浦口前下車、徒歩8分
・車 阪和自動車道和歌山ICより約8km
駐車場:近隣に片男波海水浴場駐車場、万葉館前駐車場の各駐車場などあるが出庫が困難になる。
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まとめ|2024年は“和歌山の歴史”を体感しに行こう
神輿が石段を駆け下り、武芸や踊りが街を彩る――
和歌祭は、見て・聴いて・感じて楽しめる、和歌山が誇る歴史文化の祭典です。
2024年の春、和歌山で「本物の日本の伝統」に出会ってみませんか?