春風に泳ぐ!関西のこいのぼりスポットとは
春の訪れを感じさせる「こいのぼり」。
青空を気持ちよさそうに泳ぐその姿は、子どもはもちろん大人の心もほっこりさせてくれます。関西には、川沿いや公園、山里など自然と一緒に楽しめるこいのぼりスポットがたくさん!
本記事では、大阪・京都・兵庫を中心に、関西でおすすめのこいのぼりスポットを地域別にご紹介します。家族のおでかけやカップルでの春デートにもぴったりな場所を厳選したので、ぜひチェックしてみてくださいね♪
大阪・高槻市|1000匹が大空を泳ぐ圧巻の光景!「芥川桜堤公園(こいのぼりフェスタ1000)」

場所:芥川桜堤公園(大阪府高槻市)
高槻市の春の風物詩として知られる「こいのぼりフェスタ1000」は、芥川桜堤公園で毎年開催される大人気イベント。青空のもと、約1000匹ものこいのぼりが芥川の上空を元気に泳ぐ光景はまさに圧巻で、SNSでも「映えスポット」として注目を集めています。
このイベントは、子どもたちの健やかな成長と、芥川の河川愛護を願って平成4年に始まりました。こいのぼりは市民からの寄贈や、子どもたちの手作り作品も多く、地域に根ざした温かみのある雰囲気が魅力です。
2025年は、4月27日(日)〜5月5日(月・祝)まで掲揚予定。
中でも、4月29日(昭和の日)には「こいのぼりフェスタ1000」のメインイベントが開催され、屋台やキッズ向け体験ブース、ステージパフォーマンスなど、1日中楽しめる企画が盛りだくさん!川で水遊びも出来ますので小さなお子さん連れのファミリーにもぴったりです。
【イベント詳細】
掲揚期間:2025年4月27日(日)〜5月5日(月・祝)
フェスタ開催日:2025年4月29日(火・祝)10:00〜15:30
場所:芥川桜堤公園(高槻市清福寺町12-12)
入場料:無料
屋台・ステージ:地元団体による演奏やキッズダンス、高槻ウェーブ総踊りなど予定
【アクセス情報】
🚋 電車+バスでのアクセス(推奨)
JR高槻駅北口より市営バス「68系統」または「70系統」に乗車、「清福寺」下車(約8分)→徒歩6分
JR大阪駅から高槻駅までは新快速で約15分
🚗 車の場合(※駐車場なし・注意)
大阪中心部から約40分(名神・茨木IC経由)
周辺に駐車場がないため、公共交通機関または自転車・徒歩での来場をおすすめします
【大阪・梅田】梅田スカイビルで空を泳ぐ!約100匹のカラフルな鯉のぼりが圧巻!
大阪・梅田エリアのランドマーク「梅田スカイビル」では、今年も子どもたちの健やかな成長を願って、恒例の「鯉のぼりの放流」がスタート!
巨大な吹き抜け空間を約100匹のカラフルな鯉のぼりが悠々と泳ぐ様子は、都会の真ん中とは思えないほどの開放感と感動を与えてくれます。
地元の子どもたちが描いた、世界に一つだけの鯉のぼり
このイベントの大きな魅力は、地域とのつながり。2022年からは、梅田スカイビルにゆかりのある地元の園児・中学生・専門学校生たちが手づくりでペイントした鯉のぼりが加わり、年々その数を増やしています。
今年はその手づくり鯉のぼりも含め、合計で約100匹を放流!個性豊かなデザインや色づかいは、見る人の心を和ませてくれます。
スカイビルならでは!巨大な吹き抜けを泳ぐ迫力シーン
梅田スカイビルといえば、地上から空へと続くような大胆な建築が特徴。その1F広場「ワンダースクエア」の吹き抜け空間を泳ぐ鯉のぼりは、まさにここでしか見られない特別な光景です。
青、赤、緑、黒といったカラフルな鯉のぼりが、ビルの谷間で春の風を受けて力強くたなびく姿は圧巻。昼はもちろん、夜にライトアップされたビルの光の中でも美しく映えるので、時間帯を変えて訪れてみるのもおすすめです。
■開催概要
イベント名:鯉のぼりの放流(梅田スカイビル)
開催期間:2025年4月14日(月)~5月6日(火・祝)
開催場所:梅田スカイビル 1F広場「ワンダースクエア」
所在地:大阪府大阪市北区大淀中1-1-88
入場料:無料
アクセス:阪急「大阪梅田駅」から徒歩約11分、阪急「中津駅」から徒歩約9分
公式サイト:https://www.skybldg.co.jp/
■こんな人におすすめ!
都会でこいのぼりを楽しみたい方
子どもと一緒にお出かけできるスポットを探しているファミリー
地元とのつながりを感じられるアートイベントに興味のある人
昼も夜も写真映えする風景を撮影したい人
和歌山・有田 有田川の青空を泳ぐ150匹のこいのぼり!有田市ふるさとの川総合公園で春の風物詩を楽しもう
和歌山県有田市に春の訪れを告げる、色とりどりのこいのぼりたち。今年で27回目を迎えるこの風景は、今や地元の人々にとってすっかりおなじみの春の風物詩となっています。
有田川の青空を泳ぐこいのぼりたち
有田市の「ふるさとの川総合公園」にある有田川右岸の河川敷では、約250メートルにわたっておよそ150匹ものこいのぼりが飾られています。赤や青、緑に黄色と、色とりどりのこいのぼりが春風を受けて元気に泳ぐ姿は、まるで空を舞う大漁旗のよう。晴れた日には、川のせせらぎとこいのぼりの揺れる音が春の穏やかさを感じさせてくれます。
55本のポールに吊るされた真鯉をはじめ、大小さまざまなこいのぼりたちが空を舞う様子は圧巻。お子さま連れのご家族はもちろん、写真好きの方にもおすすめのスポットです。
こいのぼりの掲揚期間は?
こいのぼりが見られるのは、令和7年(2025年)4月8日(火)から5月7日(水)までの約1か月間。この時期に和歌山方面へお出かけの方は、ぜひ立ち寄ってみてください。
ただし、雨天時や強風時には安全のためこいのぼりが降ろされる場合があります。お天気をチェックしてから訪れるのがおすすめです。
アクセス情報
●会場:
ふるさとの川総合公園 有田川右岸河川敷
●住所:
和歌山県有田市下中島滝川原
●開催期間:
2025年4月8日(火)〜5月7日(水)
※天候によりこいのぼりを掲揚しない場合あり
春風に揺れるこいのぼりたちが、あなたの心にも優しい彩りを添えてくれるはず。カメラを片手に、春の有田川へ出かけてみませんか?
奈良県生駒市 平群町の鯉のぼり
4月22日(火曜日)~5月13日(火曜日)
場所:近鉄生駒線平等寺鉄橋~井文字川河口
近鉄電車の線路沿い、奈良県生駒市にある川沿いのスポット。
この場所では、地元の方々が家庭で揚げなくなった鯉のぼりを持ち寄り、毎年多くの鯉のぼりが掲げられています。
街は程よいローカル感が漂い、自然と暮らしが調和する住みやすい雰囲気。
川沿いには生駒山からの心地よい風が吹き抜け、人にはやさしく、鯉のぼりには力強くはためくような風となって泳がせてくれます。
まだそれほど知られていない穴場スポットなので、混雑も少なく、ゆっくり撮影を楽しめるのも魅力のひとつです。
平群町の竜田川右岸約200メートルにわたり、鯉のぼり約60匹が風を受けて泳いでいます。
町内のボランティア団体などが竜田川の魅力づくりに取り組む「『竜田川まほろば遊歩道』推進の会」が企画しました。町民から揚げなくなったこいのぼりを提供してもらい、地元の散策コースでもある川沿いに彩りを添えています。
竜田川=紅葉という印象が強いですが、春の竜田川=鯉のぼりと思われつつあります。
吉野川のこいのぼり
五條市では毎年4月上旬から5月下旬まで吉野川河川敷にて約200匹のこいのぼりを掲揚しています。春の風物詩として知られ毎年多くの見物客で賑わいます。鯉のぼりがずらりと並び、泳ぐ姿を見ているだけで楽しい。
山の緑、河川敷の草花も鮮やかで、鳥の声、川の流れる水音に癒されます。GW期間中の4月29日には吉野川、川開きフェスタが開催♪魚のミニ水族館や金魚すくいに屋台も出て楽しいイベントが。駐車場に入るまでが少し狭く、駐車場待ちが発生した場合は行き来がしづらいです。間隔をあけて、待機する必要があります。
2025年04月01日(火)〜2025年05月09日(金)
場所:吉野川河川敷(大川橋付近)
吉野川河川敷の鯉のぼり
五條市にあります吉野川河川敷に4月中旬から5月末にかけ,鯉のぼりが掲揚されます。
鯉のぼりは約200匹にもおよび,多くの見物客を圧倒させてくれます。
●期間
4月中旬~5月下旬
住所:奈良県五條市本町2丁目7−7
アクセス:JR和歌山線 五條駅 徒歩12分
JR和歌山線 大和二見駅 徒歩17分
●Map
【徳島県】大歩危峡を彩る春の風物詩!渓谷を泳ぐ「鯉のぼり」と遊覧船クルーズ
関西ではありませんが四国の中央部、徳島県三好市に位置する絶景スポット「大歩危峡(おおぼけきょう)」では、毎年春になると全国から集められた色とりどりの鯉のぼりが峡谷を彩ります。例年、3月下旬から5月下旬まで開催されるこのイベントでは、渓谷の春を告げる華やかな風景が訪れる人々を魅了します。
遊覧船から見上げる迫力満点の鯉のぼり
大歩危峡の名物である遊覧船に乗れば、頭上を優雅に泳ぐ鯉のぼりを真下から見上げるという、ちょっと特別な体験ができます。
吉野川の清流を30分ほどかけて進むクルーズ中、川面から鯉のぼりが揺れる様子を眺めれば、まるで童心に返ったような気分に。鯉のぼりは、「レストラン 大歩危峡まんなか」周辺にある国道沿いと対岸に張られたワイヤーに掲示されており、毎年この時期だけの期間限定演出です。
約2億年の歴史が生んだ大自然の芸術「大歩危峡」
大歩危峡は、長さ8kmにおよぶV字型の峡谷で、国の名勝・天然記念物にも指定されています。その中でも、遊覧船が巡るのは上流の4kmにわたる「大歩危渓谷」。そそり立つ岩壁や奇岩の造形美は、約2億年の歳月をかけて自然が彫刻した芸術そのもの。
流れるのは、豊富な水量と速い流れで知られる一級河川・吉野川。「日本三大暴れ川」のひとつでもあり、「四国三郎」と呼ばれるほど力強い川の流れも、この渓谷美を引き立てています。
鯉のぼり掲出期間(2025年)
開催期間:2025年3月27日(木)~5月31日(土)予定
場所:徳島県三好市山城町西宇1520(大歩危峡観光遊覧船)
大歩危峡観光遊覧船
運行時間:9:00〜17:00(最終出航 16:30)※年中無休、予約不要・随時運航
乗船時間:約30分(往復4km)
料金:大人 1,500円/小人(3歳〜小学生)750円(税込)
※団体割引あり(15名以上)
定員:1艘につき25名
アクセス情報
電車でのアクセス
JR土讃線「大歩危駅」下車 → 徒歩20分
主要駅からのアクセス例:
高知駅 → 特急「南風」で約56分
岡山駅 → 特急「南風」で約1時間40分
高松駅 → 快速・特急利用で約1時間30分
徳島駅 → 特急「剣山」経由で約1時間40分
松山駅 → 特急経由で約3時間10分
空港からのアクセス(車)
高知龍馬空港 → 約70分
高松空港 → 約1時間50分
徳島阿波おどり空港 → 約2時間
松山空港 → 約2時間30分
服装・持ち物のポイント
せっかくのお出かけ、快適に楽しむために以下の準備もお忘れなく!
●足元は歩きやすさ重視で!
会場は河川敷や公園になっており、足場が砂地や芝生のところもあります。スニーカーや履きなれた靴で行くのが安心です。特にお子様は、公園内の遊具や砂場で遊びたくなるかも。転んでも安心な靴がおすすめです。
●晴れていれば水遊びも楽しめる!
日中は気温も上がり、川辺での水遊びが気持ちいい季節です。お子様連れの方は、タオルや着替え、ビニール袋などを持参しておくと安心して遊べますよ。
まとめ|春の思い出に、関西のこいのぼりを見に行こう!
今では家庭でこいのぼりを飾るお宅も少なくなってきました。だからこそ、青空いっぱいに泳ぐたくさんのこいのぼりを見られるこのイベントは、親世代にはどこか懐かしく、子どもたちには新鮮に映る特別な光景です。
みんなが空を見上げて微笑む、そんな心あたたまるひとときを過ごしてみませんか?