冬の冷たい空気を吸いながら、境内へと進む。提灯の明かり、屋台の湯気、参拝に並ぶ人々の息遣い──関西の新年を象徴する光景です。
「十日えびす(とおかえびす)」は、関西に住む人にとって、“福の始まりを告げる祭り”。特に西宮神社はその総本社として知られ、毎年全国から多くの人が訪れます。
2026年も例年以上の賑わいが予想されるため、初めて行く人ほど事前準備が重要になります。
本記事では、混雑回避のコツ、屋台情報、駐車・交通規制の注意点、そして人気の「福男選び」の見どころまで、丁寧に解説します。
初参拝でも迷わず楽しめるよう、安心して回れるポイントもまとめています。
結論|まず最初に知ってほしいこと
・最も混むのは 1/10 午前~夕方
・おすすめ時間は 10日の早朝(6〜8時台)
・屋台は最大800店規模でとにかく凄い
・駐車場は実質使えない=公共交通推奨
・福男選びは必見(超寒いので防寒必須)
この5つを押さえておけば安心です。
十日えびすとは?|100万人が訪れる関西屈指の祭礼
西宮神社の十日えびすは、商売繁盛の神様である恵比寿様に新年の祈りを捧げる行事です。
三日間のスケジュール
・1月9日:宵えびす
・1月10日:本えびす
・1月11日:残り福
この三日間は境内・参道・外周が多くの人で溢れ、街全体が祭り一色になります。
福笹、熊手、縁起物のお店も並び、新しい一年の運気を願う人々の熱気に包まれます。
混雑状況とおすすめ時間帯
▼最も混雑する日
圧倒的に 1月10日(本えびす)。
特に、
・午前〜昼
・夕方
は歩くのも大変なほど人が増えます。
▼比較的ゆとりのある時間帯
・10日の早朝(6:00〜8:30)
・9日午前
・11日午前
朝冷え込みは厳しいですが、空気も澄んでいて雰囲気は最高です。
▼快適に参拝するためのポイント
- できれば早朝参拝
- 平日を狙う
- 夜にのんびり屋台
- 子連れは午前が安心
福男選び|一生に一度は見たい迫力
全国ニュースでも取り上げられる「開門神事 福男選び」。
▼概要
・開催日:1月10日
・時間:午前6時
・距離:約230m
・認定:先頭3名
夜明け前、緊張と期待が漂う中、表大門が勢いよく開きます。
その瞬間、参加者が一斉に駆け出す光景は圧巻です。
コースには難所があり、走者たちの駆け引きやドラマが凝縮されています。
▼観覧の注意点
・危険箇所に近づかない
・早めの到着を
・防寒は本当に必須
特に地面から冷えるので、足元対策は必須です。
屋台・露店情報|最大級のスケールと魅力
十日えびすは“屋台の数”が桁違い。
例年 600〜800店 出店といわれています。
▼人気メニュー一例
・たこ焼き
・イカ焼き
・焼きそば
・和牛串
・ホルモン
・さざえ焼き
・甘酒
・おしるこ
・ベビーカステラ
冷えた体に温かい甘酒は格別。
▼営業時間目安
・9日:朝〜23時頃
・10日:早朝〜深夜1時頃
・11日:〜22時頃
※店舗により差あり
屋台通りの雰囲気、香り、明るさは、一度歩くと忘れられません。
アクセス・駐車場・交通規制
住所: 兵庫県西宮市社家町1−17
▼公共交通機関(おすすめ)
・阪神 西宮駅:徒歩5分
・JR さくら夙川駅:徒歩10分
・阪急 夙川駅:徒歩圏
▼駐車場について
・境内駐車場 → 期間中は閉鎖の可能性大
・周辺コインP → 基本ほぼ満車
= 車で行くのはおすすめできません
▼交通規制
期間中、広範囲で歩行者専用区域が設けられます。
事前に規制マップを確認しましょう。
初めて行く人へ|おすすめモデルコース
① 早朝に参拝
② 福笹を授与
③ 屋台を巡る
④ 周辺カフェで休憩
⑤ 夜の屋台で締め
この流れが、一番疲れず・満足感最大です。
防寒アイテムは絶対必要(本気で寒い)
特に早朝の福男観覧は、体感温度が一気に下がります。
▼おすすめ防寒アイテム
・使い捨てカイロ
→ 手軽に貼れる安心感。特に腰とお腹にあると全然違います。
・充電式カイロ(超便利)
→ 温度調節ができて長時間あったかい。スマホも充電できるタイプが最強。
・軽量ダウン
→ 待ち時間が長い初詣では、“羽織るかどうか”で寒さが激変します。
・手袋
→ 指先は体温が奪われやすいので必須。参拝中も暖かさが続きます。
・耳あて
→ 風が当たると頭まで冷えるので、あるだけで快適さが全然違います。
・温かい靴下
→ 足元から冷えるので、厚手か発熱系がおすすめ
・使い捨てカイロ(貼るタイプ)
→ 腰・お腹に貼ると温かさが倍
よくある質問
Q:夜でも安全?
人も多く明るいので比較的安心です。
Q:子どもと行ける?
屋台も楽しめます。ただしベビーカーは困難。
Q:福男選びに参加したい
抽選枠があります。事前確認が必要です。
まとめ
十日えびすは、福・活気・笑顔・屋台・伝統。
そのすべてが一年の始まりにふさわしい祭りです。
2026年は三連休の開催で、過去以上の賑わいが予想されます。
極寒の境内で迎える新春は、きっと忘れられない経験になります。
どうぞ良い一年を迎えられますように。
冬の澄んだ空気の中、境内に灯る明かりと屋台の湯気──
関西の正月を象徴するお祭り “十日えびす”。
2026年も西宮神社では、1月9日〜11日にかけて盛大に開催されます。
混雑ピーク・屋台・駐車場・福男選びなど、初参加でも迷わないための情報をまとめました。
結論|十日えびす2026へ行くならココを押さえればOK
・最も混むのは 1/10 午前〜夕方
・狙うのは 早朝(6時〜8時)
・屋台数は最大クラス
・駐車場は基本使えない
・公共交通機関一択
・福男選びは必見(寒さ注意)

