2025年の大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』は、江戸時代の文化と人々の息遣いをリアルに描く話題作です。本作の魅力を支えるのが、歴史情緒あふれるロケ地の数々。今回は、ドラマの舞台となったロケ地や、主人公・蔦屋重三郎ゆかりの地を詳しくご紹介します。
ロケ地巡りで『べらぼう』の世界に浸る!
江戸の町並みを再現したオープンセットから、当時の文化を感じられる歴史的建造物まで、『べらぼう』のロケ地は見どころ満載。撮影が行われたスポットを訪れれば、まるでドラマの世界に入り込んだかのような体験ができます。
主なロケ地一覧
松竹撮影所(京都市)
江戸時代の町並みを忠実に再現したセットがあり、劇中の重要シーンが数多く撮影されています。日本の時代劇撮影の聖地ともいえる場所です。
住所:京都府京都市右京区太秦堀ケ内町12−9
WEB:https://www.shochiku-ks.com/
京丹波町ロケーション施設(京都府)吉原の街並み再現と大火のシーン
吉原の華やかな街並みを再現するために使用されたセット。江戸時代の雰囲気をそのまま感じることができます。
住所:京都府船井郡京丹波町安井寺西22−4
WEB:https://kyotambafilm.com/
東本願寺(京都市) 大奥のシーン

能舞台や白書院での撮影が行われました。江戸時代の格式ある建築が、ドラマの重厚な世界観を引き立てています。
住所:京都府京都市下京区烏丸通七条上ル常葉町754
アクセス:JR京都駅より徒歩7分
拝観時間:3月~10月 5:50~17:30
11月~2月 6:20~16:30
拝観料:無料
休日:無し
WEB:https://www.higashihonganji.or.jp/
ワープステーション江戸(茨城県つくばみらい市)
数々の時代劇や映画の撮影に使われているオープンセット。江戸時代の町並みがリアルに再現されており、ファンなら一度は訪れたいロケ地です。「べらぼう」以外にも以下のようなドラマや映画の撮影に使われたようです。
映画
- 『るろうに剣心』(2014年、2021年)
- 『信長協奏曲』(2016年)
- 『銀魂』(2017年、2018年)
ドラマ
NHK作品
- 『いだてん〜東京オリムピック噺〜』(2019年)
- 『青天を衝け』(2021年)
- 『どうする家康』(2023年)
- 『光る君へ』(2024年)
- 『とと姉ちゃん』(2016年)
- 『エール』(2020年)
- 『らんまん』(2023年)
- 『坂の上の雲』(2009年〜2011年)
民放作品
- 『仁』(第1期/2009年)
- 『天皇の料理番』(2015年)
豊橋市・犬山市(愛知県)
愛知県の豊橋市と犬山市が「べらぼう」のロケ地として選ばれました。その理由は、江戸時代の町並みや風景が今も残っているからのようです。
犬山市
犬山城下町での撮影が行われた可能性が高い。
東海道五十三次の34番目の宿駅である「吉田宿」の雰囲気を再現できることや、江戸時代の風情が残る城下町の景観を活かせるため。
豊橋市
江戸の町並みを再現した通行人のシーンが撮影されました。
- 二川宿本陣資料館
- 吉田城跡/豊橋公園
- 朝倉川
- 市内の寺社
光明寺(長岡京市)
住所:京都府長岡京市粟生西条ノ内26-1
智積院(ちしゃくいん) 名勝庭園でのシーン撮影
田沼意次の邸の庭園として、智積院の名勝庭園が使用されました。1話の蔦重が和泉屋の荷物持ちとして、強引に田沼邸に入り込んだ場面です。
住所:京都府京都市東山区東瓦町964番地
拝観時間:9:00~16:30(受付16:00まで)
拝観料:大人500円 中学生300円 小学生200円
アクセス:京都七条駅より徒歩10分
WEB:https://chisan.or.jp/
蔦屋重三郎ゆかりの地を巡る!
浅草(東京都台東区)
蔦屋重三郎の生まれ故郷に近い浅草は、江戸文化の中心地でもありました。
- 浅草寺・雷門:現在は観光名所としても人気。
- 江戸時代の最先端エリア:文化や娯楽が集まる活気ある町でした。
吉原大門跡(東京都台東区)
蔦屋重三郎が最初に商売を始めた地。
- 「吉原細見」出版の地:遊郭の案内本を販売し、出版業の礎を築いた場所。
- 現在はモニュメントのみ:歴史の名残を感じることができます。
蔦屋重三郎耕書堂跡(東京都中央区)
蔦屋重三郎が開いた書店・出版社。
- 喜多川歌麿や東洲斎写楽を支援:浮世絵文化を発展させた拠点。
- 最寄り駅:馬喰横山駅・小伝馬町駅。
正法寺(東京都台東区)
蔦屋重三郎の菩提寺。
- 墓所は震災で消失:現在は墓碑と顕彰碑が建てられています。
- 平賀源内の墓も近隣に:交友関係がドラマでも描かれるかも?
【蔦屋重三郎ゆかりの地】正法寺 限定重ね切り絵御朱印
住所:〒111-0025 東京都台東区東浅草1丁目1−15
アクセス:営団地下鉄銀座線・都営浅草線・東武伊勢崎線「浅草駅」より徒歩11分
都営バス「今戸」停留所下車、徒歩1分
江島杉山神社
盲目の鍼灸師杉山検校が元禄6年(1693)に屋敷地を拝領、彼が修業した江の島の弁天岩窟を模して屋敷内に創建したと言われている。
住所:東京都墨田区千歳1丁目8−2
すみだ北斎美術館
葛飾北斎生誕の地にある美術館。タッチパネルに触れると北斎の技法などをその場で知ることができるなど、展示方法も斬新。
住所:東京都墨田区亀沢2丁目7−2
開館時間 9:30~17:30(入館は閉館の30分前まで)
休館日 毎週月曜日(月曜が祝日または振替休日の場合はその翌平日)、年末年始(12月29日~1月1日)
※上記以外にも臨時休館あり
一般料金(AURORA常設展示室): 400円
割引料金(AURORA常設展示室):・高校生、大学生、専門学校生、65歳以上:300円
※学生証・年齢証明書の提示が必要
WEB:https://hokusai-museum.jp/
べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館
2025年には、台東区民会館内に『べらぼう』の世界観を体験できる「大河ドラマ館」がオープン。
- 衣装・小道具の展示
- ドラマのロケ地紹介
- 蔦屋重三郎の業績解説
さらに、吉原会館内には「江戸新吉原耕書堂」も開設予定。ドラマの世界にどっぷり浸かれる貴重なスポットとなりそうです。
住所:東京都台東区花川戸2‐6‐5
アクセス
・東武線浅草駅 正面改札口から徒歩5分
・東京メトロ銀座線浅草駅 7番出口から徒歩5分
・都営浅草線浅草駅 A4出口から徒歩8分
・つくばエクスプレス線浅草駅 A1番出口から徒歩9分
専用駐車場:なし
WEB:https://taito-tsutaju.jp/features/exhibition
東京国立博物館
特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」

開催場所:東京国立博物館 平成館
江戸時代を代表する出版業者・蔦屋重三郎(蔦重、1750~1797)。彼は、喜多川歌麿や東洲斎写楽といった浮世絵師を世に送り出し、江戸文化の発展に大きく貢献しました。本展では、蔦重の活動を通じて、天明・寛政期(1781~1801)の江戸文化の多彩な姿を紹介します。
遊郭や歌舞伎、狂歌といった文化を背景に、武士や富裕な町人、人気役者、戯作者、絵師とのネットワークを駆使しながら、出版業界に革新をもたらした蔦重。その徹底したユーザー視点とバイタリティあふれる挑戦を、貴重な資料とともにひも解きます。
本展は、2025年のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』とも連携。蔦重が築いた出版文化とその影響を、江戸の街並みの再現とともに体感できる内容となっています。
前売料金
- 一般:1,900円
- 大学生:1,100円
- 高校生:700円
江戸時代の出版ビジネスの最前線を知る貴重な機会。ぜひ足を運んで、蔦重の革新と挑戦に触れてみてください。
ロケ地巡りを楽しむポイント
1. 無料バスを活用
台東区ではゆかりの地を巡る無料バスの運行を計画中。効率的に巡れるチャンス!
2. 各ロケ地の撮影シーンを予想
訪れた場所がドラマでどのように使われたのか、シーンを振り返りながら巡ると楽しさ倍増。
3. 季節ごとの風景を楽しむ
ロケ地には庭園や寺社も多く、四季折々の景色が楽しめます。
4. 地元ガイドツアーを活用
専門のガイドから歴史や撮影裏話を聞くと、より深い知識が得られます。
大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』のロケ地を巡る旅へ
2025年大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』のロケ地は、京都府・愛知県・東京都を中心に広がっています。いずれも江戸時代の雰囲気を再現するのにふさわしい場所として選ばれました。
京都府では、歴史的建造物や庭園を活用し、風情ある江戸の景色を演出。
愛知県では、豊橋市や犬山市の城下町や町並みを生かした撮影が行われました。
東京都、特に台東区は主人公・蔦屋重三郎ゆかりの地として注目され、大河ドラマ館の開設が予定されています。
また、ロケ地巡りを通じて、『べらぼう』の世界観をより深く体感することができます。吉原神社や江戸新吉原耕書堂の再現施設など、ドラマの背景にある文化を学べるスポットも見どころの一つです。
ロケ地巡りは単なる観光にとどまらず、歴史や文化を学ぶ貴重な機会でもあります。各地域の魅力を再発見しながら、江戸時代の情景に思いを馳せてみるのも面白いでしょう。
歴史好きはもちろん、時代劇ファンや旅行好きにもおすすめのロケ地巡り。蔦屋重三郎の足跡をたどる旅に、ぜひ出かけてみてはいかがでしょうか?