初詣はいつまで?|おすすめ時期・混雑を避ける時間帯・喪中の考え方まで解説

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冬の凛とした空気の中、境内に響く鈴の音。
吐く息は白く、灯りのともる社殿に思わず背筋が伸びる──
初詣は、そんな一年の幕開けにふさわしい行事です。

「いつまでに行けばいい?」
「どの時間帯が空いている?」
「喪中でも行っていい?」

そんな疑問にお答えします。


【結論】初詣に期限はない

初詣には「〇日までに行かないとダメ」という決まりはありません。

年が明けて初めてのお参り
→それが初詣です。

ただし、日本では昔から「縁起の良い時期」に参拝する習慣があります。


初詣におすすめの時期【松の内】

「松の内」は神様がお家に滞在している期間。

地域によって違い、

  • 関東:1月7日まで
  • 関西:1月15日まで

とされることが多いです。

三が日は特に人で溢れますが、
松の内の後半はゆっくり参拝でき、気持ちが整います。

※関西は1月10日の“えべっさん”付近は注意(かなり混む)


初詣に適した時間帯

神社は静けさこそ醍醐味。

特におすすめなのは…

✔ 早朝
(空気が澄んでいて心が整う)

✔ 夜の遅い時間帯
(境内の灯りが美しい)

この時間は比較的人が少なく、
参道の砂利の音が、心にスッと響くような時間です。


初詣に避けたい日「不成就日」について

不成就日は、その名の通り、何もかもが実現しない日とされています。これは一粒万倍日や天赦日などの吉日とは対照的で、むしろ選日と呼ばれる凶日に分類されます。週に約1度の頻度で現れ、身近な凶日として周知されています。最近では、「不成就日を気にしない」という立場が広がっており、特に若い世代では吉日を重視しつつも、凶日に過度な注意を払わない傾向が見られます。

不成就日
2024年 1月 2日(火)・1月 10日(水)・1月 16日(火)・1月 24日(水)
2025年 1月 5日(日)・1月 13日(月祝)・1月 21日(火)・1月 31日(金)
2026年 1月 1日(木・祝)・1月 9日(金)・1月 17日(土)・1月 24日(土)
2027年 1月 6日(水)・1月 13日(水)・1月 21日(木)・1月 29日(金)


喪中のとき、初詣は行っていいの?

これは非常に地域差が大きい話です。

一般的には控えることがありますが、

  • 行って良いとする神社もある
  • 寺院は問題ないと考える地域もある
  • 個人・家族の気持ちが最優先

という形です。

大切なのは、

「周囲の気持ちに寄り添うこと」


初詣は誰と行けばいい?

決まりはありません。

ご家族・恋人・友人・一人でも。

ただし

家族の分を一度にまとめて参拝することはできません。

基本は「自分の心」を神様に届けるものです。


出典:o-dan

お賽銭はいくらが良い?

お賽銭は「祈願料金」ではなく
感謝の気持ちの“あらわれ”。


縁起がよい金額(語呂合わせ)

5円 =ご縁
10円=重ね重ねご縁
20円=良いご縁
45円=終始ご縁
50円=ご縁が10倍


縁起が悪いとされる金額

10円=縁が遠のく
65円=ろくなご縁がない
75円=なんのご縁もない
500円=硬貨の効果がない


お札で納める場合

白い封筒(賽銭袋)に入れて納めるのが丁寧です。

初詣とは

初詣は、お正月の恒例行事であり、年が明けて初めて神社や寺院を参拝することを指します。この伝統の起源は、大晦日から元日の朝まで不眠不休で寺社にこもる「年籠り(としごもり)」にさかのぼります。年籠りでは、大晦日の夜に参拝することを「除夜詣(じょやもうで)」、元旦に参拝することを「元日詣(がんじつもうで)」と呼びました。

時代が進むにつれて、元日詣を基にした新たな参拝の形として定まったのが現在の「初詣」です。ちなみに、「初詣」という言葉が使われるようになったのは大正時代で、意外にも歴史はそれほど長くありません。

恵方参りとの違い

初詣が一般的になる以前は、「恵方参り」という習わしがありました。恵方参りは、住んでいる地域の氏神様が祀られている寺社や新年の恵方に位置する寺社に参拝することを指します。

現代の変化

一年間の感謝を伝え、新年の平安を願うという思いは変わりませんが、時代の変遷に伴い、お参りの形そのものは徐々に変化しています。現代の初詣も、今後少しずつその形が変わってくるかもしれません。

▼御朱印デビューにもおすすめ

初詣は御朱印デビューにも最適。

▼初詣を快適にするアイデア

冬の参拝は、想像以上に底冷えします。
静かな参拝こそ、身体が冷えるのです。

あると便利な防寒アイテム👇

■ 初詣の防寒アイテム

・使い捨てカイロ
 → 手軽に貼れる安心感。特に腰とお腹にあると全然違います。

・充電式カイロ(超便利)
 → 温度調節ができて長時間あったかい。スマホも充電できるタイプが最強。

・軽量ダウン
 → 待ち時間が長い初詣では、“羽織るかどうか”で寒さが激変します。

・手袋
 → 指先は体温が奪われやすいので必須。参拝中も暖かさが続きます。

・耳あて
 → 風が当たると頭まで冷えるので、あるだけで快適さが全然違います。

・温かい靴下
 → 足元から冷えるので、厚手か発熱系がおすすめ。

最後に

初詣の形は時代とともにゆっくり変わっています。

大切なのは

「心を整える時間」になること

どんな形でも
どんな日でも
どんな時間でも

あなたが「行きたい」と思った瞬間が、
最適な初詣のタイミングです。

静かに祈り、
新しい一年を始めましょう。

※掲載情報は取材時のものであり、変更が生じている場合が最新の情報ではない可能性があります。詳細は各施設にご確認下さい。また、日時・場所・参加に関する条件・料金等が変更や誤記などにより実際と異なる場合がありますのでご留意ください。

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